建物の外壁面に設けられた、日よけや雨よけを目的とした板状のもの。
建物の出入り口や窓上などに取付けられる。
建築図面の縮尺の一つ、百分の一のこと。
他に百一(ひゃくいち)は百分の一、五十一(ごじゅういち)は五十分の一、三十一
(さんじゅういち)は三十分の一という。
扉の開く方向、向きのこと。
開き戸の場合、丁番の軸が扉の開く側から見て右側に見えるのが右勝手、左側が左勝手。
引き戸の場合、戸に向かって右側の戸が手前にあるのが右勝手、左側が左勝手となる。
和室の外側(庭側)に設ける、幅の広い縁側のこと。
縁側とは縁甲板など板敷きの部分をいう。
垂木の軒先の上に取り付ける少し厚めの板のこと。
垂木は狂いがでやすい細長い角材を使用するため、軒先を揃える役割とともに野地板の
先端の止めの役割となる部材。
2階建て以上の建物で、1階をエントランスや駐車場・駐輪場として利用するため、
壁で囲わず柱だけで開放的に構成する建築形式のこと。
設計の際、耐震性への配慮が重要となる。
駐車場・駐輪場のように物品を保管する屋内的用途として使用する場合には、
床面積として算入される。
布地や織物のこと。
インテリアではカーテンやテーブルクロス、椅子やソファの張り地、クッション、ベッド
カバーなど、布を使ったもの全般をいう。
枠に固定されたガラス窓で開閉することができない窓のこと。
主に採光が目的の窓。
はめ殺し窓と同義語。
風により建物に加わる荷重、圧力のこと。
2階以上の建物で、何層かにまたがり床の無い空間のこと。
住宅では、玄関ホ−ルや居間などに設け広がりのある空間ができる。
主に和室に使用される引き戸のこと。
木で骨組みをつくり、両面に襖紙を張って、引き手と縁を取付けた構造。
軟弱地盤(なんじゃくじばん)などの要因で、建物が不揃いに沈下を起こすこと。
階段の足を載せる、踏み板の部分のこと。
柱や梁から横に出した、軒や棚を支える受け木のこと。
別の意味に、壁面に取付ける照明器具をいう事もある。
戸の形に骨組みを作り、その両面に突き板等の薄い表面材を張った戸のこと。
軽量で安価。
民間金融機関の住宅ロ−ン債権を住宅金融公庫が買取り、証券化する事で実現した
長期固定金利住宅ロ−ンのこと。
プレ(前もって)ファブリケ−ション(組み立てる)住宅の略語。
木質系、ツ−バイフォ−、鉄骨系、コンクリ−ト系などがあるが、いずれも建物の床・壁
・天井などの主要部材を規格化して工場で製作し、現場で組み立てる工法による住宅。
工期の短縮、品質の一定、低コストなどのメリットがある反面、注文住宅などの自由な間
取りや好みの材料が使えないといった制限もある。
板材や木質系の床板材のこと。
無垢板の単層のものと、合板に薄い化粧板を張ったもの、薄板を何層か張った複合のもの
がある。
建物に電力を引き込んだ幹線から、高圧、低圧など複数の回路に分岐し、その入り切りの
ためのスイッチや、漏電などの異常があれば電気を遮断するブレーカーなどを取付けた配
電盤のこと。
二枚の板ガラスの間に空気層を設けたガラス。
断熱性が高く省エネや結露防止、防音効果に優れる。
敷地に高低差がある場合、最高点または最低点から3mごとに、それぞれ建築物の部分につ
いて、周囲の地面と接する位置の平均の高さの水平面のこと。
建築基準法上の建物の高さの多くは、平均地盤面から計測する。
建物の各階の床面から、一定の高さで水平に切断し見下ろした図面のこと。
主要部の寸法が書き込まれ、間取り、部屋の用途、柱、壁、窓、扉の位置、形状、床面の
状況、家具などを書き表す。
平面図、立面図、断面図を略した呼び方のこと。
隣地境界線や道路境界線から、建物の外壁又は柱の面を一定の距離後退させること。
建物が密集することを防ぎ、採光や通風等の良好な住環境を確保することを目的とする。
建物の基礎の床面全体を、鉄筋コンクリ−トの床板で基礎とすること。
地耐力の低い地盤などで用いられる。
住戸の外壁から外に張り出した屋根付のスペ−スのこと。
コ−ドやチェ−ンなどで天井から吊下げる照明器具のこと。
ダイニングテ−ブルの上に吊るものや、シャンデリアのような大型のものもある。
中高層の建築物の、屋上に突出た階段室や、エレべ−タ−などの機械室のこと。
または、最上階に設けられたテラス付住宅をいう場合もある。
弓形に湾曲に張り出した出窓をいう。
台形に張り出した出窓はベイウインドウと呼ぶ。
一つの頂点から四方あるいは八方に向かって同じ角度で傾斜した屋根。
平面が正方形、八角形の建物に見られ、社寺建築に用いられる例が多い。