壁と壁、あるいは部材と部材の間の有効寸法のこと。
建物の有効面積を算出する際には、壁の厚みを考慮せず内側と内側を測った内法寸法で計算する。
また、敷居(しきい)から鴨居(かもい)までの高さのことを内法高(うちのりだか)という。内法に対して壁や柱の中心から中心までの寸法を壁芯と呼ぶ。
居間や食堂などの前庭に、地面より一段高く設置される開放的な木製のデッキのこと。
地面から上の建物のこと。
高強度コンクリート(HardReinforcedConcrete)のことをいう。
高強度コンクリ−トを用いた鉄筋コンクリ−ト造をHRC造といい、超高層建築物に採用されている。
セメント中にスポンジ状の気泡を入れて軽量化をはかった軽量気泡コンクリートのこと。
AutoclavedLight-weightConcreteの略。
軽量で施工しやすく、断熱性や耐火性に優れている。
主に鉄骨造等の外壁や内壁、屋根、床などに使われる。
外構・造園など建物の外側全体を示す言葉として使われる。植裁、門扉、垣、アプローチ舗装、照明などを含めてエクステリアとされる。
SteelReinforcedConcreteの略。
鉄骨で柱や梁を組み、その周りに鉄筋を配してコンクリートを打ち込み一体構造にした建築工法のこと。
比較的小断面の骨組みで強度に優れ、粘り強い構造なので高層建築によく用いられている。
鉄骨鉄筋コンクリート構造と同義語。
明治時代に輸入されたスペイン瓦を日本独自に改良したもの。
スペイン瓦は上丸瓦と下丸瓦の二枚に分かれているのに対して、S型瓦はその2枚を一体化することにより施工の簡便化と安価に供給することが可能となった。
主体構造を鉄骨で建築する構造。Steel造の略。
低層集合住宅や一般住宅などで使われている軽量鉄骨構造(筋交材で壁や床面を補強した「ブレ−ス構造」)や大規模な建築物に用いられる重量鉄骨構造(柱、梁で構成する「ラ−メン構造」)がある。
鉄骨構造と同義語。
畳の寸法は大きく分けて西日本と東日本とで異なり、関西では六尺三寸を基準寸法とする畳割りを基に部屋の大きさを決めたのに対し、関東では柱と柱の間隔を一定の基準寸法とする柱割りを基に畳の寸法を決めた。
主なものは、京間(本間・関西間)が191cm×95.5cm、田舎間(江戸間・関東間)が176cm×88cm、中間(中京間)が182cm×91cm、団地間が約85cm×175cmとなっている。
各階の床の仕上の上端のラインのこと。
リビング・ダイニング・キッチン(LivingDiningKitchen)の略。
3LDKと表現する場合3部屋+LDKを意味する。主に集合住宅の広さの表現に使われる。
主に和風建築の縁側、廊下、部屋の床の仕上げ材として張る小幅の板のこと。
幅8cm〜12cm、厚さ15mm〜18mm程度で長さが1.8m程度、本実加工されている。
天井や壁に貼ることもある。
建物の出入り口部分のこと。
一般的に公共施設や集合住宅などの大きな建物の玄関部分を指すことが多い。
また正面玄関に設置された広場をエントランスホールとも呼ぶ。
木造の建物で柱と柱の外側に石膏ボ−ドや合板を下地として貼り、クロスや左官材などで仕上げた壁のこと。
壁に柱や梁が現れない。
窓の上部に取付けるキャンパス地の布を使った日除けのこと。
ロ−ル式に畳まれた物を手動や電動で前面に張出して使用する。
建物の上階が下階より張出している形のこと。
住宅では2階を張出し、1階を車庫に利用することが多い。
木造の床組みで根太を支える9〜12cm角程度の部材のこと。
通常90cm程の間隔で土台などに架け渡される。
平面的に一つの大きな屋根を掛けたもの。
住宅の給湯、調理、冷暖房、空調などの設備をすべて電気を熱源とすることをいう。
給湯などは低コストの深夜料金を利用する。
材料と材料を取付ける場合に、外れないように押える細長いもののこと。
例えば、外壁の横板張り(下見板張りなど)の板と板の押えに打付ける細長い棒状の木やガラス戸のガラスを固定するために、周囲に止め付けてある細い木などのこと。
床の間上部の天井から鴨居の少し上までの小壁の下端に取付ける材をいう。
床の間の意匠により杉、赤松、竹、などが用いられる。
階段の中間に設ける平坦な部分をいう。
建物の用途や階段の長さや高さにより建築基準法上の規定がある。
日本瓦葺き屋根の棟の両端に取付ける瓦のこと。
建物の装飾的な効果や、棟の端部から雨水の浸入を防ぐことを主な目的としているが、無病息災など魔除けとしての意味合いもある。
敷地内の居住用の一番大きな建物のこと。
お母屋、離れ、納屋などそれぞれ別棟で建つ住居様式がある。
幅の違う左右2枚の戸が開閉するタイプのドア。
玄関などに多く見られる。
幅の小さい戸を開けることにより開口部が広がり、大型什器の出し入れが容易になる。
天井の中央部分が一段高くなっている形式の天井のこと。
和風建築で社寺の広間の格天井に用いられたり、洋風建築でもデザインとしてホ−ルやリビングなどに用いられる。
開いたときに折りたためるタイプの戸。
開くためのスペースがあまり無い場所(浴室)などに用いられる。
建物の荷重を直接負担しない非耐力壁で主に外壁でアルミパネルやガラスなどが使われている。
カ−テンレ−ルを隠すため、カ−テンの上部に取付ける箱状のもの。
壁に取付けるものと天井に埋め込むものとがあり、木製や金属製のものがある。